こんにちは!GA MAG.編集部の森泉です。
現在22卒内定者としてEmployee Success Centerでインターンしており、主に新卒の採用活動と広報の業務を担当しています。
新年を迎えて早1ヶ月が過ぎようとしています。
みなさん、今年の目標は決まりましたか?
私は、「宅地建物取引士」(以下「宅建」)の資格取得に向けて着々と動き始めております。
今回は「宅建」をテーマに、その重要性をはじめ、GAテクノロジーズならではの取り組みや役立つ勉強法などを宅建プロジェクトの関係者である李さんと堀川さん、高得点で合格を手にした中野さんにお話を伺いました。
李:宅建や宅建士とは「宅地建物取引士」の略です。土地や家を買ったり売ったりする機会は人生において多くなく、金額も大きい契約ですので心配になりますよね。宅建士は、宅地の売買や交換、貸し借りの取引を円滑に進める上で、お客様に対して公正かつ誠実に重要事項の説明をします。
また、不動産業を営む者して、従事する者の5人に1人は会社の専任取引士(※1)として宅建の資格を持つ必要があります。直接取引に関わる人は、プロフェッショナルとしても社会のルールを守るためにも宅建を取得する必要がありますし、資格を持つことが当たり前だと思っています。つまり「宅建(または宅建士)」は不動産取引の専門家を意味する資格なんです。
(※1)不動産業を営む場合、各事務所で5人に1人以上の専任の成年の宅地建物取引士を設置しなければならない。
李:私は社内で、最も契約に携わるチームに所属しています。契約業務の最前線に立つ私たちが、率先してみんなを引っ張っていこうと思い、社内の宅建保有者を増やすためのプロジェクトを立ち上げました。
プロジェクトは毎年担当者が違うので内容も変わりますが、去年はお祝いキャンペーンを実施し、事前に「受かります!」と意思表明した受験者のうち、合格したメンバーにお祝いを渡していました。
セールスとそれに関わる部署には、絶対に資格を取ってほしいと考えています。
一方、会社全体ではエンジニアとコーポレートが全体の5割弱を占めています。またお客様に直接関わらなくても、宅建を持っていることは確実に業務理解につながるので、セールス以外の方にも積極的に挑戦してほしいと考えています。
私がおもにしていたことは、勉強場所の提供や時間の確保など、それぞれの勉強をサポートすることです。各部署の中でチームを組んでもらい、互いに勉強方法を共有したり、定期的にミニテストをしました。
(※2)GAテクノロジーズグループの社員数は、347名(2019年10月末時点)から571名(2020年10月末時点)に増加しています。
堀川:合格率を上げるために、メンター制度を導入しました。受験者1人に対して多いときは3人のメンターでグループを作り、定期的にリマインドをしました。あとはマンツーマンで毎日進捗を報告したり、メンターでない方にも宅建の問題を出してもらったり、活発に活動していましたね。
李:メンターは1年前くらいに受かったメンバーが担っていたりします。
堀川:ちなみに、エンジニアの2〜3割は宅建を保有しています。新卒だと、資格を取ってから入社する人が多いですね。
なぜ宅建が必要かというと、エンジニアでも宅建を持つことによって断然仕事がやりやすくなるからです。僕は電子契約(※3)のプロダクト開発に携わっていますが、その際に宅建で学んだ法律の知識などが非常に役に立ちました。セールスの立場で物事を考えられるようになり、契約前にやるべきことを知ることができるため、業務がはかどりました。だからエンジニアでも取得することを推奨しています。
中野:エンジニアチームの意識がものすごく高い(笑)。セールスもさらに意識を高めていかないといけないですね。
(※3)電子契約:紙・押印が当たり前だった不動産の各種契約を電子化したもの。
※試験は毎年1回、10月の第三日曜日に実施されます。2020年度はコロナの影響で10月と12月の2回に分けて実施されました。
中野:本格的にやり始めたのは9月からで、10月に入ってからは朝5時や6時に早起きして勉強しました。夜はどうしても仕事終わりで疲れていて、できないので…。勉強方法はコツコツやるか、事前に追い込むかの二択だと思いますが、やはり忙しい生活の中でコツコツやっていくことが堅実だと思います。
中野:お恥ずかしい話、実は入社1年目の時に試験を受けましたが、結果は不合格でした。やはりゼロから勉強を始めるとなると、難易度は高いです。その分はやくから勉強に取り組み、コツコツ勉強することが合格につながると思います。
堀川:過去問と模試3冊をひたすらやりました。とにかく見たことのない問題をなくすことを意識し、過去問を完璧に解いて挑んだら余裕でした!(笑)あと大事なことは、細かい数字やポイントを覚えることですね。そこで点を落とすと本当にもったいないです。
中野:僕はスマホアプリを使いました。参考書も一読しましたが、やはり問題を解いていかないと身につかないので、過去問がたくさん載っているアプリの一問一答をひたむきに解いてました。一問一答は、あてずっぽうではなく覚えた知識を使って毎回答えを絞り出すので、四択問題より深く考えて解くことができますし、いろんな過去問にも触れられます。間違った問題はしっかりチェックして残しておき、最終的にそれがなくなるまで解き続けました。
中野:前日は「よく寝る」ということですね!あとは「カンニングペーパーを作る」。
もちろん、本当にカンニングするためのものではなく、自分にとって本当に重要なポイントや苦手な内容をギュッとつめたもの。これを時間ギリギリになるまで見ていました。
李:私も中野さんと同じく、試験官に「本を閉じてください」と言われるまで、参考書を見ていましたね。
あとは、受験票を忘れないこと!(笑)
一同:あ〜(笑)大事ですね。
堀川:ちなみに僕は、試験前日の朝までお酒を飲んでしまって、問題を解く時間が足りず、直感で解くしかない展開に…。迷う必要がなかったのは良かったですが、正直運が良かっただけなので、これから受けるみなさんは、試験当日は眠くならないよう体調などのコンディションは絶対に気をつけることをオススメします!
今回僕がメンターを担当した中で、「模試を解く際マスクをつけ、本番と同じ状態で何度もシミュレーションした結果、当日も力を発揮できた」というメンバーもいました。勉強はもちろん、それ以外の事前準備もしっかりしておいた方が安心できると思います!
李:宅建を持っていれば、不動産のプロとして仕事の幅が広がり、全国どこでも活躍できます。特にセールスに関しては、不動産のプロフェッショナルでなければならないので、絶対に自分のために取得してほしいです。自分のために持つと、それが自ずと会社のためになります。一緒に戦うメンバーを増やすためには、「5人に1人は保有者である」ことを守る必要があるので、メンバーを増やすという意味でも、自分が率先して宅建取ることによって新しい人を迎え入れることができ、みんなで高い目標を目指せます。そうするといろいろ巡って自分に返ってくるので、自分のために取りましょう!
中野:李さんが言っていた「自分のため」という中に含まれていると思いますが、現実的な話をしますとお給料が変わります(※4)。GAテクノロジーズだけでなく、資格手当がある企業も多いので、それも自分のモチベーションに繋がるのではないでしょうか。
あとは実際にお客様から申し込みをいただくと、ご契約までのタイミングで重要事項の知識があればお客様の質問に対してより深く回答できるようになります。宅建という資格を持つと、お客様からの信頼や安心感もグンと変わってきます。
堀川:宅建を取るのは、「自分のため」という理由が一番大きいと思います。
社会人として、業務上必要な知識を得ることは当たり前。たまたま不動産業界だから宅建なだけであって、僕は不動産業界のビジネスマンとして今後もやっていくうえで、宅建は必要不可欠だと考えています。それを持っているだけで、周囲からの見え方や業務の進め方など、大げさに言えば世界が変わると思います。ですので、不動産業界を目指す皆さんには、ぜひ取っていただきたいです。
(※4)GAテクノロジーズグループでは、宅地建物取引士や建築士など、会社が定めた資格をお持ちの方には毎月15,000円~の資格手当を支給します。
撮影:今井淳史
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