トップメッセージ

代表取締役社長 樋口 龍

株主の皆様へ

この度、株式会社 GA technologies は、東京証券取引所マザーズ市場に新規上場いたしました。日ごろよりご支援いただいておりますユーザー様、顧客の皆様、お取引先様、株主様をはじめとする全てのステークホルダーの皆様に改めて深く御礼申し上げます。
また、今回新たに株主になってくださる多くの方々におかれましても、弊社の成長をご期待、ご支援いただけますこと、心より御礼申し上げます。

弊社は2013年の創業から一貫して、世界的なテックカンパニーを創るというビジョンのもと社員一丸となって業務を行ってまいりました。

創業に選んだ事業は、テクノロジー活用が遅れている最後のビッグマーケットと言われる、不動産領域です。
私自身が不動産会社に5年勤務をする中、肌で感じてきた不動産業界の不便さや不条理さをどうにか解決できないか、と考えたのが創業事業に不動産領域を選んだきっかけであります。
たとえば、不動産ポータルサイトは既に20年以上前から存在していますが、弊社が行っているような、集客から販売、仕入、管理等、不動産業務の全てをテクノロジーで効率化する仕組みは未だになく、これが弊社の最大の強みになっています。
詳細につきましては、新規上場申請のための有価証券報告書(Ⅰの部)および「成長可能性に関する資料」をご覧いただければと存じますが、この場では特にお伝えさせて頂きたい三点について、お話させてください。

弊社が目指している姿

企業経営において特に重要な事は、経営者や会社がどこを目指しているか、そして、生涯を通して世の中にどう貢献していきたいのかの2点だと思っております。
歴史に学ぶと、上場をきっかけに成長し続けられる会社には、みな、強烈なビジョンがあります。そして現状維持を極端に嫌うという特徴があります。
弊社が目指している姿は、グローバルな会社、グローバルなサービスを創ることです。1年、2年成長していれば良いわけではありません、5年、10年と中長期での大きな成功を目指しています。
この道のりにおいては、短期的な収益に捉われることなく、中長期で大きな成功をする為に果敢に新規事業、M&A、人材への投資を行っていくことが重要であり、その為にも、株主様に弊社が目指している姿や状況を常に共有し続けることが非常に大切だと考えております。
株主様の期待に応える為にも我々が重要だと思っている優先順位は、①顧客②社員③株主です。決して株主様を軽視しているわけではなく、中長期で成長し、弊社が目指しているグローバルな会社やサービスを創る為には、顧客を獲得しつづけることが一番重要だと考えており、顧客獲得を最重要優先順位に置かせて頂きました。

大切にするKPIは、売上高成長・会員獲得・利益額・不動産在庫なし

企業が成長していく上で重要なことは、故ピーター・ドラッカー氏が言うように「顧客の創造」をし続けることだと思います。

弊社は、顧客に商品、プロダクトを選ばれ続ける企業を目指します。
売上高や会員数が伸びているということは、顧客にプロダクト・サービスが受け入れられている証拠です。顧客創造をし続ける為に、我々は常にユーザーファーストの姿勢を貫き、UI/UXの愚直な改善に努めなければなりません。

また、不動産ビジネスは通常、土地を仕入れて在庫を抱えて成長させていくビジネスモデルであり、一般的には売上の50%〜80%が負債です。弊社は不動産売買・仲介をキャッシュポイントとしていますが、テクノロジーを活用することで、不動産在庫は売上の1%程度にとどまっています(2017年10月決算時点)。テクノロジーを使い、高効率なマッチングを成功させていることにより、在庫を抱えることなく実質無借金(デットフリー)の業務運営を実現しています。
弊社は不動産という高額商品の取引をマネタイズポイントとしているため、粗利率よりも粗利額をより大切なKPIと考えております。現在(2017年10月決算時点)、売上総利益率17%に対して営業利益率3.7%ですので、投資を止めて販管費を抑えれば営業利益率8〜10%も可能ですが、中長期で大きな成功を目指しておりますので、粗利のおよそ4〜6%分を投資に回しています。

上記の通り、弊社は中長期の大きな成功のため、テクノロジーを駆使し、売上高と会員数を成長させ、不動産在庫は持たずに、利益額を最大化していくことを目指します。

今後の成長戦略

不動産市場は40兆円を超える巨大マーケットですが、まだまだできることがあります。中古・リノベーション市場もこれからの市場です。
政府が掲げる住宅政策における目標を見ても、中古・リノベーション市場は2013年11兆円から2025年には20兆円へと拡大することが見込まれ、安心R住宅の推進、IT重説(ITを活用した重要事項説明)、AIの活用、IoT、ブロックチェーンなど、今後目まぐるしく変化していきます。
そして、不動産と親和性が高い金融、建設、保険もそれぞれ何十兆円規模のビッグマーケットです。弊社は、社会的に価値があるレガシーな業界にテクノロジーを入れ、業界を革新することで永続的な「顧客の創造」を行っていきます。

全ては、中長期で成長し続けられる企業になるために

設立からまだ5年の会社ですが、皆様の多大なるサポートのもと上場し、パブリックカンパニーとなりました。パブリックカンパニーという自覚を持ち、投資家、株主の皆様とビジョンを共有し、ステークホルダーの皆様が、弊社と出会ってよかったと言っていただけるように、日々邁進してまいります。

私はサッカーでプロ選手にならず、周りの信頼を裏切ったという挫折経験があります。
サッカーでは期待に応えられなかった分、ビジネスでは皆様の期待に必ず応えるんだという強い気持ちで、創業から5年間突っ走ってまいりました。今後も、初心を忘れることなく、強い気持ちで会社を経営していきます。

今後とも、末永いご支援、ご指導のほど、何卒宜しくお願いいたします。

代表取締役社長

樋口 龍
GA technologies 代表取締役社長
樋口龍 (ひぐち りょう)
1982年東京生まれ。幼い頃より世界的なサッカー選手を目指し、ジェフユナイテッド市原(現J2)に育成選手として所属。23歳の時にサッカー選手としての夢を諦め、ビジネスマンへ転身し不動産会社へ勤務。”巨大なマーケットを形成しながらも極めてアナログな不動産業界にテクノロジーで革命を起こす”と志し、2013年に株式会社GA technologiesを設立し、代表取締役に就任。創業時から中古不動産の流通事業を展開。現在はテクノロジーを活用したエンド・ツー・エンドの不動産流通プラットフォームの構築を中心に、データドリブンでユーザー利便性の高い不動産取引を目指す。また社内業務においても、IT化による効率化やデータ活用による業務改善に積極的に取り組む。
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