不動産賃貸領域DXのイタンジ、不動産売買領域DXのハウスマートと経営統合

2023年12月11日

顧客の多様なニーズに対応し、さらなる付加価値提供を目指す

当社のグループ会社である、「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」をミッションに不動産賃貸領域のDXを推進するサービスを提供するイタンジ株式会社(以下「イタンジ」)は、「住を自由に」をミッションに不動産売買仲介支援に特化したサービスを提供する株式会社Housmart(以下「ハウスマート」)の発行済み株式の取得を通じて同社をグループ会社化することを決議し、本日12月11日に株式譲渡契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせします。 今後両社は、2024年1月4日を目処に、経営統合を目指して協議及び検討を進めていく予定です。

これにより両社は、多様化する不動産会社様のニーズに対応するため、組織・顧客基盤・テクノロジーのシナジーを活かして、マーケットシェアを拡大し、さらなる付加価値を提供して、業界の課題解決へ貢献してまいります。

◆ 本件統合の背景と期待されるシナジー

イタンジは、2012年の創業以来「テクノロジーで不動産取引をなめらかにする」をミッションに掲げ、不動産賃貸管理、賃貸仲介領域に対して業務効率化システムをはじめとしたプラットフォームを提供してまいりました。
現在、不動産賃貸業務支援4サービスにおいて仲介会社利⽤率No.1の(※1)となり、導⼊顧客数約2,700社(※2) 、電子⼊居申込数は年間97万件(※3)と全国賃貸入居申込件数のうち約3割のシェア(※4)を獲得するなど、不動産賃貸領域のDXに尽力しております。

一方、ハウスマートは、 「住を自由に」をミッションに不動産売買仲介営業の支援に特化したシステム「プロポクラウド」の開発・運営を手掛け、不動産売買領域のDXを推進しております。同社は、売買仲介の煩雑な業務フローに対して、業務効率化を実現する「プロポクラウド」の提供で、物件の自動提案と顧客の見える化、顧客の状況に応じた最適なアプローチ及び継続的フォローにより、アポ獲得率・見学率向上に貢献しています。また、多数の業界大手企業様への導入実績があります。

両社は共通した、「テクノロジーの力で業界課題を解決したい」という想いと、「賃貸領域・売買領域の事業が統合することは本質的な顧客ファーストに繋がる」という考えにより、この度の経営統合に至りました。

イタンジは、この度のハウスマートとの経営統合を通じて、多様化する不動産会社様のニーズに対応するため、組織・顧客基盤・テクノロジーのシナジーを活かして、マーケットシェアを拡大し、日本の不動産会社11万社(※5)対してさらなる付加価値を提供してまいります。また今後は、賃貸・売買・管理の領域をワンストップでカバーする統合プラットフォーム構築により事業領域を拡大し、業界の課題解決へ貢献してまいります。

(※1)「2023年引越しシーズン(1〜3⽉)における新型コロナウイルスの賃貸不動産マーケット への影響調査」 https://lmc-c.co.jp/wp/wp-content/uploads/2023/07/lmc_releace_20230726.pdf 関連プレスリリース:https://www.itandi.co.jp/news_posts/1104
(※2) 2023年10⽉末時点
(※3)対象期間:2022年11⽉1⽇〜2023年10⽉31⽇
(※4) REAN JAPAN Market Report ~ 第1版_2020_1224の賃貸仲介契約件数228万件より、イタンジ社の申込から契約までのキャンセル率30%元に入居申込数を325万件と算出し、イタンジ社の年間電子入居申込数(2022年11月~2023年10月)から割合を推計https://rean-japan.jp/images/REAN-JAPAN-Market-Report%E7%AC%AC1%E7%89%88_2020_1224.pdf?20201223
(※5)国交省 令和3年度宅地建物取引業法の施行状況調査結果について 宅地建物取引業者の状況の法人数よりhttps://www.mlit.go.jp/report/press/content/001514596.pdf

◆ 本株式取得の日程

本株式取得に係るイタンジの臨時株主総会日および当社の取締役会決議日
2023年12月11日
本株式譲渡契約締結日
2023年12月11日
株式譲渡実行日(予定)
2024年1月4日まで
※上記日程は、本件株式取得の手続の進行等に応じて必要がある場合には、当事会社の合意により変更される場合があります。

◆両社代表の対談記事

ニュース一覧