VOICE 04

ワクワク感を大切に
キャリアを切り拓く

高校からイギリスに留学し、ロンドン大学(UCL)土木工学部を卒業後、2016年にGAテクノロジーズに新卒入社。新卒採用担当、RENOSY不動産投資部門で中古コンパクトマンションのセールス、マーケティング、社長室を経て、社長室時代に立ち上げに携わった新規事業の事業責任者を担う。

山本 光哉

ビジネス総合職/2016年新卒

山本 光哉

KOYA|YAMAMOTO

GAテクノロジーズに新卒入社するまでの経験は?

高校から大学までの計7年間をイギリスで過ごしました。海外に行きたいと考え始めたのは、中学1年の終わり頃です。受験をして入学した私立中学校には、帰国子女が当たり前にいたり、夏休みには短期留学をしたりと「海外経験が当たり前」といえる環境でした。外国人のように流暢に英語を話せる同年代の友人が普通にいるという事実に、公立小学校から進学した私は驚き、自分も海外に行ってみたいと思うようになりました。

さらに、受験して入った中学校は、大学までそのまま上がれる一貫校。ちゃんと勉強をしていれば、ある種、将来が決まっている安定した環境でした。そういった予想可能な将来よりも、思いがけない未来の可能性を探しにいきたいという気持ちと、それに対するワクワク感もあり、中学卒業後、イギリスへの単身留学に挑戦しました。留学先をイギリスにしたのは「英語圏でサッカーが盛ん」という、なんとも中学生らしい理由でした。

その後、帰国して
GAテクノロジーズに入社した理由は?

社会に出て最初の2〜3年は、ベースを作る大事な時期だと考えていたので、どこで働くかは慎重に検討しました。その結果至った結論は「仕事ができる人は、どこの国でも活躍できる」というものでした。ビジネスパーソンとして成長する上で、国の違いはそれほど重要ではないと判断しました。

その前提のもと、自分が最も仕事に集中できる環境を考えたときに、最後のポイントになったのは食べ物でした。ご存知の方も多いと思いますが、イギリスのごはんはあまり美味しいとは言えません(笑)。入社1年目や2年目の、それほど経済的な余裕がないであろう時期でも、日本なら安くておいしい牛丼を食べられる。日本では当たり前ですが、帰国して改めてその良さを噛みしめました。

日本で就職すると決めて、最初は名前を知っている大手企業に応募しましたが、ずっと海外にいたこともあってか、次第に日本独特の年功序列的な価値観に違和感を感じるようになってしまって。もちろんそこには安定というメリットもあるのですが、自分にとっては勝手に上限が設定されているように見えたんです。次に外資系も検討しましたが、周りで外資系企業で働いている人に話を聞くと、給与などお金を働くメリットに挙げる方が多く、自分がイメージしている働き方とは合わないと感じました。

最終的に、自分にとって最も居心地が良いと感じたのが、ベンチャー企業でした。まず、ベンチャー企業の多くは実力主義で、年功序列がありません。また、「一寸先がわからない」という不安定な環境も、自分にとってはチャレンジ精神をかきたてワクワクする魅力的なものでした。そんなベンチャー企業の中でも、社員一同が共通のビジョンを持って働いているGAテクノロジーズにはとても強い魅力を感じましたし、なにより「この会社で働いたら楽しそう!」というワクワク感で入社を決めました。

入社から現在までのキャリアは?

入社当初は、仕事を通じてまずはコミュニケーション能力を向上させたいという思いから、セールス職を希望していました。しかし、最初に打診を受けたのは、人事の新卒採用でした。コミュニケーション能力を向上させる目的を果たす上では、採用もまた会社を売り込む「セールス」なので、快諾して2年間従事しました。

新卒採用の仕事では、会社の事業内容を説明する機会がたくさんあります。人事として事実を話すことはできますが、実際に現場で仕事を経験した上で語っているわけではなかったため、自身の言葉に重みを感じることができませんでした。また、自社をもっと深く理解するためにも、事業の中心に近い仕事を自分自身で経験してみたいと思い始めました。

そこで、GAテクノロジーズのさまざまな事業の中でも第一線と言えるRENOSY不動産投資事業に異動を希望し、セールスとして働くことになりました。セールスは、仕事の成果が数字として明確に現れるなど、人事とは違う厳しさがあります。その反面、セールスならではの喜びもありました。セールスとして売上をあげるということは、お客様に向き合って課題を解決することでもありますから、日々の仕事の中で感謝される機会も多いんですよね。

そんなセールスの仕事をしながら、分析に近い業務にも取り組んでいたのですが、セールスとマーケティングの連携があまりうまくいってないことに課題を感じました。そこでセールス部門で2年が経った頃、社内公募制度「GA Will Challenge(通称:ウィルチャレ)」を活用し、マーケティング部門に異動しました。

マーケティングの部署では、PdMとして動くこともあれば、データアナリシストとして企画の分析をすることもあったりと、多様な経験を積むことができました。そして、会社の主力事業のセールスとマーケティングを経験していることもあってか、自然と社長と会社の経営方針などのコミュニケーションを取ることが多くなっていき、気がついたら今の所属部署である社長室に落ち着いていました。

社長室時代には、経営会議や役員会議に参加し、経営計画を策定したり、新規事業の立ち上げや助けを必要としている事業に携わったりしました。流動的に携わる業務が変わることもあり、他部署のメンバーからは「今何やっているんですか?」と訊かれることがよくありました(笑)。基本的に「何でも屋さんです」と答えることが多いですが、会社が目指すビジョンを達成するために、必要なことはなんでもするという姿勢を今でも常に心がけています。

そして現在は、社長室時代に携わった新規事業の事業責任者として従事しており、RENOSYマーケットプレイス事業の商品ラインナップの拡充を目的とし、新たな投資用不動産の事業展開をしています。

GAテクノロジーズで活躍できるのはどんな人?

様々な部署や職種を経験してきましたが、活躍している人に共通するのは「いい人」であることだと思います。以前GAテクノロジーズでは「いい人採用」という言葉を使っていたこともありますが、その言葉どおりです。GAGSのHEARTの部分、素直さがある人とも言えるかもしれません。

もう一つあげるとしたら、主語が「自分」ではなく「会社」「組織」である人だと思います。どちらかといえば実力が評価されやすい会社ですが、それは常に会社全体のことを考えられることが前提です。ひとりで大きな仕事をすることはできません。会社が目指すビジョンを意識して動ける人は、どんなビジネスでも成功すると思います。

山本さんの今後の目標は?

私の第一の目標は、会社を成長させることです。したがって、会社のために必要となれば、どんなことにもチャレンジしたいと思っています。

その中でも特に何をやってみたいかと問われたら、経営を学びたいですね。「経営」という言葉のカバーする範囲は幅広いですが、自分が今まで携わったことのない領域に挑戦してみたいですし、過去に経験のある領域についても、先達からアドバイスを受けるなどして、より高みを目指したいです。実は、つい先日社長から「MBAを取得したら?」と言われたばかりなので、自分の目標は期待されていることでもあるなと感じています(笑)

学生の皆さんにメッセージをお願いします。

個人的に会社選びで大切にしていただきたいのは、「ワクワク感」です。企業に就職するということは「必ずしも自分がやりたい仕事につけるわけではない」ということをちゃんと理解しておくことが重要です。

そのため、大切なのは「どのような環境で、誰と一緒に働くか」を考えることだと思います。「どのような環境」というのは、会社が目指しているところ、つまりミッションやビジョンに共感ができるかどうか。「誰と一緒に働くか」は、一緒に働きたいと思える人がいるかどうか、すなわち自分と同じ考えや価値観をもった人や文化形成がされているかです。

共感できる環境で、一緒に働きたいと思える人と働くことができれば、自分の得意分野を伸ばすこともでき、苦手なことにも挑戦しやすくなります。つまり、自分自身の可能性が広がります。

就職先を考える上で、会社の事業内容はもちろん大事な要素ですが、それだけでなく、組織としての本質を見極めることも重要です。GAテクノロジーズのビジョンに共感し、GAGSに代表される組織文化が自分に合っていると感じる方がいたら、ぜひ私たちと一緒に働きましょう。

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