VOICE 05

現場と密に関わって

より実用的な研究を

京都大学大学院経済学研究科で、中国の株式市場における株価予測を研究。2021年、GAテクノロジーズに新卒で入社。社内の研究開発組織「AI Strategy Center」(AISC)で、物件のリピート購入に関する予測モデルの改善や賃料査定業務の自動化に取り組む。現在は、物件の在庫管理分野におけるプロトタイプ開発を行う。

王 皓

技術職/2021年新卒

王 皓

WANG|HAO

就職活動の軸は?

学生時代は、京都大学大学院の経済学研究科で、中国の株式市場における株価の予測を研究していました。博士課程にも進みましたが、家庭の事情や研究テーマの変化などの理由で、日本で就職活動をすることになりました。できるだけ研究を続けられるような職種を希望し、またもともと株や不動産投資に興味を持っていたので、不動産業界の研究職のようなポジションを探して、そこでGAテクノロジーズを知りました。

入社を決めた理由は?

面接で、新卒採用担当の人事の方がとても親切だったことが印象に残りました。私は日本語がそれほど得意ではないのですが、一つひとつの質問についてその都度確認をしてくれるなど丁寧なやりとりをしてもらい、好感を持ちました。次の面談では、現在私が所属するAI Strategy Centerのメンバーと話をしました。「不動産業界や不動産投資に関して、どんな研究が可能か」といったテーマで具体的に議論を重ねる中で、ここならとても高いレベルで、楽しみながら研究できるという印象を持ちました。

入社から現在までの担当業務について教えてください

入社後はまずデータサイエンスチームに所属し、物件のリピート購入に関する予測モデルの改善を行いました。顧客の属性分析だけではなく、現場へのヒアリングや、電話音声の分析なども含めて、それらがどのようにリピート購入と関わっているかを研究しました。

次にGAグループで不動産管理サービスを展開するRENOSY ASSET MANAGEMENTの賃料査定業務の自動化に取り組みました。それまで賃料査定については明確なルールがあるわけではなく、個々人の肌感覚や経験などに依拠していた部分が大きかったのですが、時間をかけてヒアリングやデータ分析を行い、属人化していたやり方をルール化してプログラミングしていきました。非常に難易度の高い仕事でしたが、やりがいを感じました。

現在は、在庫物件の管理における効率化に取り組んでいます。さまざまなデータを基に、物件の販売難易度のスコアを出し、会社がなるべく在庫を抱えず、利益を最大化できるようなコスト設定を目指しています。今、ようやくプロトタイプができたところなので、あとはトライ&エラーを繰り返しながら、実用化に向けて進んでいるところです。

GAテクノロジーズで活躍できる人はどんな人?

周りを巻き込みながら、周りからの指摘を柔軟に受け入れられる人です。私の部署では、研究だけではなく、そのアイデアや知識をきちんとアウトプットして、プロダクトにすることまでが求められます。そのため、現場の協力を得て、密にコミュニケーションをとりながら、何に困っているか、どこが障害になっているかを丁寧に聞き取る必要があります。

また、研究を進めるうえでは、自分の発想が独りよがりにならないよう、チームのメンバーと積極的に議論し、様々なフィードバックを受けることも大切です。当社は、デイリーミーティングや1on1も多く、上司や同僚、他部署のメンバーなどさまざまな人から意見や指摘をもらうことができ、またチームや部署を超えて積極的に議論ができます。そこで受けた指摘や意見をきちんと自分で反芻して、行動にまで落とし込むことが大切です。

今後の目標は?

まずは、現在自分が取り組んでいるプロトタイプ開発を最終的な完成まで持っていくことです。あとは日々の業務を通して、自分の専門性をさらに上げていきたいです。

学生時代の私の専門は経済学であり、データサイエンスに関してそこまで詳しい知識はありませんでした。そのため今も日々の学びは欠かせません。GAテクノロジーズのメンバーはみな、入社後も非常に熱心に学び続けています。私の所属する部署では勤務時間内の学びも推奨されているので、私のチームでも週に1回勉強会を開催し、大学のゼミのように課題図書を読んで発表をしています。ほかに統計学や数学、機械学習についての勉強会もあります。今後も研鑽を積んで、自身の専門領域と自信を持って言えるまでになりたいです。

就職活動を行う学生のみなさんにひと言お願いします

まずは自分のスキルや興味、価値観をしっかりと分析し、理解すること。そして興味を持った企業の価値観や文化が、自分とフィットするかどうかをしっかり見極めることが重要です。私は就職活動時、金融業界や商社なども検討しましたが、年功序列などの文化などが自分に合わないと感じ、すぐに選択肢から外しました。自分が心地よい、活力が湧いてくる環境でこそ、自分の力を最大限に発揮できると思います。会社の規模や、業務内容だけでなく、ぜひそういった観点で自分に合った企業を探してください。

OTHER VOICE