AI審査による家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure」の開発に着手

2018年08月21日

当社は、AI審査による家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure(リノシー・フォレント・インシュア)」の開発を開始いたしました。本サービスは、AIによる入居者審査や保証をリアルタイムに、かつ個人の信用力と連動した次世代型の賃貸債務保証システムの実現を目指しています。

近年、少子高齢化、単身世帯や外国人居住者の増加を背景に、個人の連帯保証人に代わり家賃債務保証サービスを提供する企業が注目を集めております。その一方で、従来の家賃債務保証サービスの多くは、賃貸人の属性を考慮せずに滞納リスクやコストを設定しているため割高なものとなっている可能性があります。また、AI技術の進歩やビッグデータの活用により、人や企業の社会的な信用度をスコアとして数値化するスコアリングシステムが構築され、その信用が経済活動の中で大きな役割を果たす「信用経済」が注目されております。

当社では、このような背景を受け、AIとユーザー属性などのデータを活用し、信用経済を見据えた新たな家賃債務保証サービス「Renosy Forrent Insure」の開発に着手することといたしました。

まず第一弾として、自社で管理する投資用マンションの入居者向けに、AIによる家賃債務保証審査サービスに取り組みます。このシステムは、ユーザーの属性や過去の取引・行動データからその場で家賃滞納リスクを推定します。これにより、より多くの入居者に賃貸機会を提供し、ユーザー満足度の向上(「希望物件の審査が通らない」と言った不満の減少など)と、賃貸業務の効率化(「成約に至らない内見」の減少など)を実現します。 

さらに、第二弾では、家賃と家賃滞納リスク推定の結果をもとに、入居者の信用力に応じた保証料金を提案するシステムを開発する予定です。これにより、入居者は自分の信用に見合った適切な保証料を、不動産オーナーへは安定した家賃収入を提供する予定です。まずは、当社で管理する投資用マンションの入居者向けサービスとしての提供を予定しておりますが、将来的には管理業者向け家賃債務保証システムとして外販も見据えて構築を進めていく所存です。

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