東京電力グループPinTとイタンジ協業により、賃貸物件の内見時における電気契約切替の自動化を開始

2020年06月25日

賃貸管理会社の生産性向上を目指す

当社のグループ会社である、テクノロジーで不動産の賃貸取引をなめらかにするイタンジ株式会社と、東京電力グループの電力会社である株式会社PinT (ピント) は、 PinTが提供する賃貸管理会社向け業務効率化サービス「PinT with 賃貸」と、イタンジが提供する不動産リーシング業務のワンストップサービス「ITANDI BB (イタンジ ビービー) 」を連携させました。

これにより、賃貸管理会社は賃貸物件の内見時における電気契約切替の自動化をすることが可能になりました。  このサービスは、2020年7月より賃貸管理会社2社で運用を開始します。

【本件のポイント】

  1. 賃貸管理会社は賃貸物件の内見時における電気契約切替の自動化が可能に

  2. 賃貸管理における経理業務の負荷を大幅に軽減することで、管理会社の生産性向上に寄与

  3. 入居と電気のワンストップサービスを通じて、入居率向上を期待

  4. 2020年7月より、賃貸管理会社2社で運用を開始

◆ 背景

近年、スマートメーターの普及が加速し、2023年度末にはほぼすべての物件にスマートメーターが設置される見込みです。従来、各物件ごとの電力使用量は電力会社の検針員が物件ごとに設置されている電力メーターを直接見に行くことで計測していましたが、スマートメーターの普及により、電力会社は遠隔での電力量計測や通電操作が可能になりました。

賃貸物件においては、入居者が退居し電力会社との契約を終了した日を境に、より厳格に通電が停止し電気を使用することができなくなりました。退居後のルームクリーニングや新しい入居者の内見のためには電気を使用するため、賃貸管理会社は退居中の物件に対し1物件ごとに電話で個別の電力契約を結ばなくてはなりません。この作業は引っ越し繁忙期には1物件あたり15分~30分(※1)を要することもあります。また、電力料金の請求書も物件ごとに紙で送付されてくるなど、賃貸管理会社の業務に負荷がかかっているのが現状です。

さらには、入居者は引越しの際に入居と電気の申込のため入居先住所その他個人情報を申し出る必要があり、とても手間がかかります。

◆ 概要

この度、PinTが提供する賃貸管理会社向け業務効率化サービス「PinT with 賃貸」と、イタンジが提供する不動産リーシング業務のワンストップサービス「ITANDI BB」を連携させ、賃貸物件の内見時における電気契約切替の自動化を開始いたしました。

これにより、賃貸管理会社は「ITANDI BB」上で、内見日を入力するだけで電気を利用することができ、新たな入居を機に行う電気の解約手続きを含め、電力会社への電話での契約申込が不要になります。また、全物件分をまとめた請求書が発行されるため、支払処理のコストを大幅に削減することが可能です。今までは、仮に賃貸管理会社が、100物件分の空室時の電力契約が必要な場合、電力会社へ契約のため100物件分電話をし、紙の請求書を100物件分処理することが必要なケースがありました。この業務負荷を本サービスにより自動化することで、賃貸管理会社の業務効率化・生産性の向上を実現することができます。

さらに入居者にとっては、賃貸借契約の際に、 「ITANDI BB」から申込に必要な個人情報が連携された状態で電気をお申込みできます。  本サービスは2020年7月より、賃貸管理会社2社で運用を開始いたします。

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