〜投資家の実態はイメージよりも身近な人?趣味や年収など、投資未経験者のイメージとその実態にギャップが発生!夏のボーナスは投資経験の有無で、使い道の違いあり〜
当社が運営するAI不動産投資サービス「RENOSY(リノシー)」は、投資経験者477人と投資未経験者558人の計1,035人に対して「投資家“イメージ”と“実態”調査」を実施しました。なお、投資経験者の中でも「株式投資・不動産投資・暗号資産投資」経験者はさらに分析を実施し、「株式投資家」「不動産投資家」「暗号資産投資家」(以下、総称し「各投資家」)別にまとめました。
さらに夏のボーナスを控えるこの時期にその使い道について質問。投資経験者と投資未経験者の使い道についても調査をおこなったため、あわせて結果をお知らせします。
◆ 調査で明らかになった投資家に対する“イメージ”とその“実態”

投資未経験者から見た各投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)へのイメージ
・株式投資家:商社勤めで、投資や資産運用の勉強をして確実に資産を増やしていそう
・不動産投資家:不動産関連企業に勤め、趣味はゴルフ、投資はステータスとして行っていそう
・暗号資産投資家:IT企業で働き、趣味は海外旅行で、投資に対する価値観は短期間で大きなリターンを狙っていそう
各投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)の実態
・株式投資家、不動産投資家、暗号資産投資家全ての投資家において、商社・IT関連・金融・不動産以外の業界で勤める会社員が約4割
・株式投資家:趣味は家族・子どもとの時間を過ごすこと、投資について独自に勉強し、確実に資産を増やす
・不動産投資家:趣味は投資や資産運用を独自に勉強し、投資の価値観は確実に資産を増やす
・暗号資産投資家:趣味は投資や資産運用の勉強、短期間で大きなリターンを狙う
◆ 調査詳細
(1)投資家に対する投資未経験者の”イメージ”と投資家の”実態”を調査。職業・趣味・年収にイメージと実態の乖離あり?

各投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)について、投資未経験者には各投資家ごとのイメージを、各投資家には自身の実態を尋ね、最多回答で比較しました。
各投資家の職業については、投資未経験者は「株式投資家は、商社関連企業に多いイメージ(18.3%)」「不動産投資家は、不動産関連企業に多いイメージ(30.1%)」「暗号資産投資家は、IT関連企業に多いイメージ(24.6%)」と回答をしていました。
一方実態として最も多かった回答は、株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家のそれぞれ約4割が、投資未経験者がイメージする業界(商社・不動産・IT関連など)以外に勤める会社員であることがわかりました。
各投資家の趣味については、投資未経験者は「株式投資家は、投資や資産運用の勉強(セミナー・読書など)(22.9%)」「不動産投資家は、ゴルフ(26.0%)」「暗号資産投資家は、海外旅行(18.6%)」のイメージが最も多くあがりました。
一方実態としては、株式投資家の最多回答は「家族・子どもとの時間を大切にする(12.2%)」、不動産投資家・暗号資産投資家の最多回答は「投資や資産運用の勉強(セミナー・読書など)(不動産投資家:13.6%、暗号資産投資家:15.3%)」と、イメージと実態が全て異なる結果でした。なお、株式投資家についても2番目に多かった回答が「投資や資産運用の勉強(セミナー・読書など)」であることから、日常生活の中でも、資産形成に関する情報収集を大切にしていることが読み取れます。
さらに、投資未経験者に対して投資家の年収イメージを尋ねたところ、最も多い回答は「2,000万以上(42.1%)」となりました。一方、投資家の年収実態としては「2,000万円以上」は0.2%に留まり、「500〜1,000万未満(32.5%)」帯が最も高く、イメージと実態に差が出る結果となりました。
(2)不動産投資は“ステータス”ではない?投資経験者と未経験者で投資家イメージにギャップあり

続いて、各投資家をスタイル別(※1)に表現し、それぞれどれに当てはまるか、投資未経験者および各投資家(株式投資家・不動産投資家・暗号資産投資家)に質問し、最多の回答率となったものをまとめました。
投資未経験者に投資スタイルのイメージを尋ねると、株式投資家は「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(33.5%)、不動産投資家は「ステータスとして投資を行っており、投資サービスなどをスマートに活用している」スタイル(23.7%)、暗号資産投資家は「短期間で大きなリターンを狙って投資を行っている」スタイル(25.3%)といった回答が最も多くみられました。
各投資家に対しても同様の質問をおこなったところ、投資経験者からみた株式投資家は「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(38.6%)、暗号資産投資家は「短期間で大きなリターンを狙って投資を行っている」スタイル(41.7%)という回答が最も多く、投資未経験者のイメージと一致しました。
一方で、不動産投資家に関しては「独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている」スタイル(28.3%)の回答が最多となり、投資未経験者からのイメージとは異なる結果となりました。
選択肢は、
①ステータスとして投資を行っており、投資サービスなどをスマートに活用している、
②独自に勉強をし、確実に資産を増やすために投資を行っている、
③将来不安の解消や家族のために投資を行っている堅実さがある、
④短期間で大きなリターンを狙って投資を行っている、
⑤将来のことを考え投資をしているが、自分の趣味や好きなことだと散財してしまう、
⑥「周りがやっている」から自分も合わせて投資を行っている。
(3)2025年夏のボーナス、どう使う?投資経験の有無で使い道に違いあり

2025年夏(2025年6月〜7月の期間に支給予定)にボーナスが支給される企業に勤めている投資経験者(※2)・投資未経験者に対して、ボーナスの使い道を尋ねました。
最も多い回答は、投資経験者・投資未経験者ともに「貯金・預金(投資家56.3%、投資未経験者54.0%)」でした。しかし、2位以降は投資経験者と投資未経験者の回答に違いがみられ、投資未経験者は「日常生活費の補填」(27.7%)、投資経験者は「投資」(31.0%)となり、投資経験の有無によってボーナスの使い道に違いが出る結果となりました。
◆ 総括
本調査にて、投資未経験者からみた投資家へのイメージとその実態にギャップがあること、不動産投資家に対するイメージが投資経験の有無によって違いが生じたことが明らかになりました。
その中でも、投資スタイル別にみると不動産投資家は投資未経験者から「ステータスのために投資を行う」というイメージがあることが、実態との乖離を生じさせている要因の一つであると考えられます。不動産投資家は、日々の情報収集を「勉強」と捉え、自身の資産形成に活かす傾向にあります。このことから本調査では、情報感度の高さとロジカルな思考により、冷静な投資判断をする投資スタイルが多く、堅実に資産を増やす不動産投資家の実態が垣間見える結果となりました。
◆ 調査概要
調査期間:2025年05月21日(水)~2025年05月22日(木)
調査パネル:株式会社GA technologies調べ、株式会社マクロミルのアンケートパネルを利用
対象:20〜60代の男女(学生を除く)
回答者数:1,035人 ※うち、投資経験者477人(うち、株式投資家362人、不動産投資家118人、暗号資産投資家98人)、投資未経験者558人
調査方法:インターネット調査
※本調査をご紹介や引用いただく際は、出所を明示していただきますようお願いします。
記載例:RENOSY調べ「投資家“イメージ”と“実態”調査」
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