経済変動を先取りし、賃貸市場の「透明性」を高める新たなインフラへ
当社のグループ会社である、テクノロジーで不動産取引をなめらかにするイタンジ株式会社(以下「イタンジ」)は、イタンジが提供するリアルタイム不動産業者間サイト「ITANDI BB」等を通じて蓄積される成約情報ベースの不動産賃貸ビッグデータと、ナウキャストのオルタナティブデータ解析技術を組み合わせ、公的統計に先行する新たな家賃指標の共同開発を開始しました。本指標は、物価研究の専門家である東京大学名誉教授でナウキャスト創業者・取締役の渡辺努が監修しており、今後、新たな経済指標サービスとしての提供を予定しています。
◆ 背景と目的
不動産賃貸市場には網羅的な公的データベースが整備されておらず、市場参加者が賃料動向や空室率といった基礎的な情報にアクセスすることが容易でない状況にあります。また、既存の公的統計は実際の賃貸市場の動向をタイムリーに反映することに限界があり、家賃は消費者物価の中でも大きなウェイトを占める項目でありながら、その動向をリアルタイムに把握する手段はこれまで限られていました。
こうしたデータ不足は、民間における適正な経営判断を妨げる要因となるだけでなく、精緻な政策立案を必要とする現場においても共通の課題です。
本指標は、イタンジが蓄積する賃貸市場の一次データ(全国約4,800社の不動産賃貸管理・仲介会社より)と、ナウキャストのデータ解析技術を組み合わせることにより、市場の初期変動を捉え、総務省「消費者物価指数(CPI)」等の公的統計を補完する「先行指標」となることを目指します。
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